2009年7月――
綜合スタッフグループ2010年度入社内定者によるプロジェクトは動き出した。
プロジェクト内容は、10月より開催される綜合スタッフグループの「2011年度採用 内定者セミナー」の企画や運営含めた全プロデュースである。セミナーの構成から事前準備、本番当日の進行・発表まで全てを内定者自身の手で創り上げていく、壮大なプロジェクトである。
セミナーの開催数は東京で2回、大阪で2回。それぞれ午前と午後の部に分かれるため、合計で全8回だ。内定者は渋谷・名古屋・大阪の3エリアに分かれ、各オフィスからTV会議を利用して打合せを行う。当然、打合せ実施日等のスケジュールを管理するのも自分達だ。しかし、内定者達に残された時間もあまり多くはない。全員で集まって打ち合わせを行える回数は7月~9月中旬の間で、僅か5回だった。
「ただ開催するだけじゃ意味がないよね!」初回打ち合わせ時でのSPARKからの指令。これを受けて内定者達はある目標を掲げた。それは、【セミナー総動員数320名必達!】昨年同時期に開かれたセミナーの平均動員数を上回る数値設定だった。
具体的な目標も定まり、内定者は本格的に走り始める。第2回の打ち合わせではセミナー内容について各々の企画案を持ち寄り、社内業務さながらのプレゼンを実施。数時間に及ぶ白熱した戦いの中、投票により1番に選ばれた大阪エリアの企画案がセミナー全体の骨子となった。
セミナー内容は履歴書記入時や面接時等でのPR力向上を主に置いたものと、内定者の体験談をメインにした2部構成に決まり、お土産用の冊子(就職活動への役立ちHAND BOOK)を作ることも決定。大阪エリアが第1部、渋谷エリアが第2部、名古屋エリアが冊子と、それぞれの担当も決まった。
その後の打合せでも各担当が企画の詳細を詰めて形にしていくことで、内容の肉付けが進む。それと平行して、セミナーの宣伝活動にも着手。各々の大学のサークルやゼミの後輩、学部内やSNSを通じての掲示板と、自分達の知るあらゆる手段を駆使して集客導線を拡げた。おぼろげであった内定者セミナー開催が、内定者達自身の手で少しずつ、よりクリアな姿へとブラッシュアップされていった。
秋も近づいてきたある日、打合せにて内定者達に対して再び、SPARKからある指令が出る。「これまで考えてきた内定者セミナーに対する取り組みをまとめて、自分達の内定式で、当日集まった社員の前で発表してください。」訴求対象は常に学生を想定してロールプレイングを行っていた内定者達は、突然の社員相手という状況に戸惑う。
しかしそれは、自分達をどう見られるか?という評価軸に基づいた発表ではなく、自分達に任された業務を遂行していくこと、そしてその過程の中で自分達が定めた目標を必ず達成させることを誓う、決意表明であることを意味していた。そして内定式当日、集まった総勢40名の社員を目の前にし、内定者は自分達の「決意」をしっかりとした口調で発表した。
10月21日、遂に内定者セミナーが東京にてスタートした。いつもは普段着で打ち合わせに望んでいる内定者達も、セミナー当日は久しぶりのスーツ姿。少し昔の自分を思い出しつつも、つい数ヶ月前は同じ境遇であった就活生を目の前にすると、セミナーの説明にも自然と力が入る。一学生ではなく、綜合スタッフグループの一社員として学生に対応する内定者達が、そこにはいた。
こうして全8回の内定者セミナー全日程が終了。宣伝効果も功を奏し、セミナーは全回満員という集客結果を残した。そして最終的には【326名】の動員に成功し、見事に目標を達成。同時に、昨年のセミナー総動員数をも上回る快挙を成し遂げた。
今回の内定者プロジェクト実施の目的、それは、即戦力化を見据えたビジネスマインドの定着にある。綜合スタッフグループの事業の一部である採用活動の一端に携わることで、仕事に必要な知識を身に付け、さらには必要な教養にも気付いてもらった上で、入社後もスムーズに業務に携わりながら、即戦力として早期に活躍してもらうためだ。
その中でも、「昨年の集客動員を上回る!」という具体的な目標を持ちながら、内定者全員が一丸となって目標達成に向かってひた走り、最後にその目標を達成させたことは、社内をびっくりさせた。入社前のプロジェクトとはいえ、大きな足跡を残した2010年度入社内定者に、今後も大いなる期待が高まる結果となった。